大学の教職課程で実際に行っている授業を、設計と教材ごと公開していくシリーズです。
はじめにお断りしておくと、受講を募集している講座ではありません。私が担当している教職課程の授業について、どう設計したか、何を配ったか、やってみてどうだったかを、一回ずつ書いていくものです。レポート様式やルーブリックは、そのままダウンロードして使えるようにしています。
この講座の記事
読む順に並べます。各回で使った資料は、記事の中からダウンロードできます。
- 入門編|マイクロティーチングの設計と指導案 — はじめての模擬授業をどう組むか。空欄のある指導案の渡し方と、「指導上の留意点」の書き方。当日のスライド(公開版18枚)と計画案の様式3種のダウンロードつき。
- 入門編|実施とふりかえり(足場をかけたら、どうなったか) — シナリオを書かせたあとに何が起きたか。2026年10月18日(日)公開予定
- 教材理解編|模擬授業の実践案(理論と実践の往還) — 典型教材から始めて、ゲームをどう修正するかまで。レポート様式・ルーブリック・スライドのダウンロードつき。
なぜ公開するのか
教材そのものは、探せば似たものが見つかります。学習指導案の例も、ワークシートの見本も、世の中にたくさんあります。けれども、それをなぜその形にしたのか、そして実際にやってみてどうだったのかまで書かれているものは、ほとんどありません。
授業をつくるときに迷うのは、たいていそこです。この活動は何分とればいいのか。この観点は3段階で分けられるのか。先にやらせるべきか、先に説明すべきか。完成した教材だけを見ても、その判断の跡は見えません。このシリーズでは、その跡のほうを残しておきたいと思っています。
うまくいかなかったことも書きます。計画どおりにならなかった回のほうが、たぶん読む値打ちがあります。
一回の授業を、二本に分けて書きます
一回の授業について、計画編と実施・ふりかえり編の二本を書きます。
計画編では、その回で何をさせたかったのか、どういう順で組んだのか、教材をどんな形にしたのかを書きます。使った資料のダウンロードも、こちらに置きます。
実施・ふりかえり編では、やってみてどこでつまずいたのか、提出物からどんな傾向が見えたのか、公開したルーブリックは実際に採点してみて機能したのか、次に同じ回をやるならどこを変えるのかを書きます。配って終わりにせず、使ってみた結果まで書く、というのがこのシリーズの約束です。
出すもの、出さないもの
公開するのは、私が作ったものに限ります。スライド、学生が記入する前のレポート様式、ルーブリック。この三つです。
学生が書いたものは出しません。記入済みのワークシートも、提出されたレポートも、授業中の発言も、個別には扱いません。実施・ふりかえり編で学生の様子に触れるときは、全体の傾向として書きます。
授業で使っている他の方の資料や動画も出しません。授業の中で使うことと、インターネットで公開することは、扱いが別だからです。他の方の図を引いている箇所は、公開版では自分で描き直すか、出所を示したうえで載せています。
科目名や大学名は、記事には書いていません。どこでやったかより、どう組んだかを読んでいただきたいからです。
そのまま使ってください
ダウンロードできる資料は、ご自身の授業でそのままお使いいただいて構いません。PDFのほかにWord形式も置いているので、学年や領域に合わせて書き換えてください。出典を示していただく必要もありません。
使ってみて動かなかったところがあれば、それを知りたいと思っています。こちらの設計も、まだ探り探りのところがあります。