国際誌

2025年〜2029年

レシピが揃うほど、判断は要らなくなる|How does physical education teacher education prepare preservice teachers to make practical judgements when teaching games? A case study

既製のゲーム指導アプローチが揃うほど、教師が自ら判断する機会は減るのか。スウェーデンの教員養成課程のゲーム科目9回を映像分析し、学生が「実践的判断」を行使する機会がどう提供されていたかを検証した論文を紹介する。
2020年〜2024年

研究者と実践者との望ましい関係性とは?|Practising collaboration in model implementation in physical education

研究者と教師の協働は「研究者が最もよく知っている」から「始まりの終わり」へ。Bjørke & Casey (2024) が2年間の協同学習プロジェクトから描く、協働の3つの段階と、モデルを処方箋ではなく仕様として扱うための指針。
2020年〜2024年

停滞を越えて|小学校体育授業における協同学習モデルの適用過程:情意・社会的能力の向上を意図した高学年表現運動の実践を対象として

小学5年生のバンブーダンス10時間に協同学習モデルを適用し、授業者の「手応え」の線から上昇・停滞・飛躍の3局面を描いた体育学研究の論文(浅田学術奨励賞)を紹介。
2020年〜2024年

人が増え、学びは痩せた|What Makes Teachers’ Professional Learning More or Less Effective?: An Evolution of Community of Practice for Physical Education Teachers

実践共同体(CoP)は、体育教師の専門的学習を促す最も有望な手段の一つとされてきた。だが、その研究のほとんどは「参加すると何が得られるか」という成果を問うてきた。CoP自体が時間とともにどう育ち、どう衰えるのかを追った研究は、ほとんど存在し...
2020年〜2024年

教師が自分たちでつくった研修は、なぜ10年続いたのか|Initiating and Sustaining a Teacher-Initiated Community of Practice as a Form of Continuing Professional Development: Internal Leaders’ Perspectives

教師の学びを支えるものとして、実践共同体(community of practice, 以下CoP)は長く有望視されてきた。ただし、これまで研究されてきたCoPのほとんどは「トップダウン型」である。大学や行政といった外部機関が教師を集め、特...
2020年〜2024年

日本の授業研究における学び|Japanese elementary teachers’ professional development experiences in physical education lesson studies

小学校の教員免許に、教科の区分はない。国語も算数も体育も、同じ担任が教える。そして日本の教員養成課程では、体育科教育学を必修として履修する仕組みになっていない。この構造のもとで、若い教師が体育の授業をどう学んでいくのか——その一部始終を、た...
2020年〜2024年

語り合い、気づきが生まれる|The potential of Lesson Study in primary physical education: Messages from a longitudinal study in Japan

小学校の体育は、担任教師が教えている。そして担任教師の多くは、体育の教科内容についての知識に自信がなく、否定的な態度をもつことさえあると、国内外の研究が長年指摘してきた。ではどうするか——これまでの答えは、短期の校外研修だった。単発で、あら...
2015年〜2019年

生徒の学習を妨げていたのは、私自身だった|Adopting a models-based approach to teaching physical education

協同学習、スポーツ教育、戦術的ゲーム指導、個人的・社会的責任の指導——体育の授業モデルは、いまや現場でも研究でも珍しいものではなくなった。だが、これらのモデルはほとんど常に「一つずつ、単独で」研究されてきた。ある教師が、一つの学校のカリキュ...
2015年〜2019年

委ねることと、手を離すことは同じではない|The complexity, tensions and struggles in developing learning communities throughout a Sport Education season

体育の指導モデルとしてのスポーツ教育(Sport Education, 以下SE)は、シーズン・所属・公式競技・クライマックスイベント・記録・祝祭という6つの要素を通して、子どもたちに「本物のスポーツ経験」を届けるものとして広く支持されてき...
2020年〜2024年

コミュニティの熱狂、崩壊、再構築までの15年|Beginning, rise, fall, and comeback: Exploring the journey of a physical education teacher community in South Korea

2008年の韓国では、良い体育授業を追求する集まりに参加することが、昇進に不利になるという噂さえありました。その環境で18人の教師が自発的に集まり、やがて週末に無報酬で200〜300人を集める会へ育ち、商業化をきっかけに崩れ、そして立て直さ...