越境

2010年〜2014年

境界は壁ではなく、学びの資源である|Boundary crossing and boundary objects

境界は、壁ではない。しかし、差異がそこにあるだけで境界になるわけでもない。ある状況、あるタイミングで、それが行動や相互作用の不連続として現れたとき、初めて境界が立ち上がる。この「条件つき」の定義から出発して、境界で人は何を学ぶのかを問い直し...
2010年〜2014年

実践のあいだで、人は学ぶ|Learning at the boundary: An introduction

異なる実践の人が集まれば、自動的に学びが起きる——越境研究でもっとも安易に置かれがちなこの想定に、著者ら自身が釘を刺しています。連携の場を設けただけでは、境界はまだ特定されてすらいない、と。本稿で紹介するのは、Sanne F. Akkerm...
2005年〜2009年

「教える人」が「学ぶ人」に戻るとき|Learning through boundary-crossing: further education lecturers learning in both the university and workplace

教える人が、学ぶ人に戻る。継続教育カレッジで講師として働きながら大学の教員養成コースを受講した26名は、「立場が逆になると」自分の生徒への共感が深まったと語りました。職場から大学へ移動すること自体が、そこでしか得られない資源へのアクセスを生...
2010年〜2014年

「学校の知識」と「職場の知識」は本当に別物か?|Boundary-crossing approach to support students’ integration of statistical and work-related knowledge

体系化された知識とエピソード的な知識、明示的な知識と暗黙的な知識、脱文脈的な知識と文脈的な知識。学校の知識と職場の知識を分けるこれらの二分法は、説明としては分かりやすいものです。しかし実習先の知識もまた体系化され、明示的でありうる。違いは知...
2020年〜2024年

学校と水族館、二つの文化が出会うとき|Exploring a school aquarium collaboration: An intersection of communities of practice

教師は、自分たちだけでは用意できない学習機会を期待していました。水族館側は締め切りベースで動いていました。同じ子どもの学びを願う二つの組織が「教えること」の目的で食い違い、連携は1年目に軋みます。それが2年目にどう立て直されたのか。都市部の...
2005年〜2009年

支援の先に残るのは、当事者の主体性だった|Learning as boundary-crossing in school–university partnership

実習生、メンター教師、大学教員。三者は同じ教育実習に関わりながら、当初の目的はずれていました。そこに授業研究(レッスンスタディ)という手法を持ち込んだとき、そのずれはどう動き、誰にどんな学びが生じたのか。香港の学校・大学連携を活動理論で分析...