体育授業研究

2020年〜2024年

考えは変わった、でも授業は変わらなかった|‘You can lead the horse to water, but you can’t make it drink’

協同学習を導入する2年間の参加型アクションリサーチに関わった体育教師3人。うまくいったという経験が、かえってその先の成長を止めることがある。デューイの教育観から教員研修を読み直した論文です。
2000年〜2004年

協同学習モデルの適用過程 ”私のスタートとなった論文”|The Implementation of Cooperative Learning in an Elementary Physical Education Program

協同学習は体育で大きな可能性をもっている。しかし、その導入が円滑で問題のないものになるとは限らない。この論文の結論は、およそこの二文に尽きる。成果を示して終わる研究に慣れた目には、後半がひどく据わりの悪いものに見える。ベン・ダイソンが200...
2025年〜2029年

同じ競争でも、仲間が支えるかどうかで別物になる|Measuring Peer Influences on Supporting and Thwarting Needs and Their Influence on Student Resilience, Grit, Engagement, and Motivation in Physical Education

仲間のふるまいを自律性・有能感・関係性・新奇性の4欲求×支援/阻害の8次元で測る尺度を体育の文脈でつくり、スペインの中等学校1,439名で、支援がエンゲージメント・グリット・レジリエンス・内発的動機づけを正に、阻害が負に予測することを示した研究を読む。
教育時事

教育ニュースまとめ 2026年9月23日|体育は小4まで「運動遊び」、体験ゼロは年収で2.8倍

次期学習指導要領の体育改訂、横浜市のチーム担任制、CFCの体験格差調査、英国のAI戦略・職業資格の報告書、米CDCの若者の心の健康調査を体育科教育学の視点から読む。
教育時事

教育ニュースまとめ 2026年9月22日|米小学校の休み時間は36.8分から20〜30分に、蟹江町は全7校に日本語教材

蟹江町の日本語ICT教材導入、中教審教員養成部会、米小学校の休み時間減少、高校の教員養成アカデミー、英「子どもの権利」校の帰属感、OECDのTVETデータを体育科教育学の視点から読む。
2025年〜2029年

葛藤はノイズではない|小学校体育授業への協同学習モデルの適用過程における教師の経験:解釈的アプローチを用いて

熟達した教師が協同学習モデルをマット運動に適用したとき、何につまずき、どう対処し、何を学んだのか。ハイタッチルールと観点の絞り込みという二つの問題解決過程から、教師の変容的学習を描いた原著論文。本ブログ運営者自身の論文。
教育時事

教育ニュースまとめ 2026年9月20日|都立高入試「学力検査のみ」3校へ、米イリノイ州は昇給単位を認定大学院に限定

都立高入試の「学力検査のみ」方式拡大、猛暑下のスポーツの転換点、UNESCOのESD実践ガイド、米イリノイ州の教員昇給単位の質保証を、体育科教育学の視点から読む。
2020年〜2024年

自信は、ひとりでは育たない|教育実習における教師としての自信の変容過程―教育実習生4名のナラティヴから―

教育実習の3週間で「教師としての自信」はどこで上がり、どこで落ちるのか。4名の実習生が描いた線図と語りから、自信が生徒・指導教員・学校組織との関係のなかで生まれることを描いた事例報告。本ブログ運営者自身の論文。
2020年〜2024年

研究者と実践者との望ましい関係性とは?|Practising collaboration in model implementation in physical education

研究者と教師の協働は「研究者が最もよく知っている」から「始まりの終わり」へ。Bjørke & Casey (2024) が2年間の協同学習プロジェクトから描く、協働の3つの段階と、モデルを処方箋ではなく仕様として扱うための指針。
2015年〜2019年

生徒の学習を妨げていたのは、私自身だった|Adopting a models-based approach to teaching physical education

協同学習、スポーツ教育、戦術的ゲーム指導、個人的・社会的責任の指導——体育の授業モデルは、いまや現場でも研究でも珍しいものではなくなった。だが、これらのモデルはほとんど常に「一つずつ、単独で」研究されてきた。ある教師が、一つの学校のカリキュ...