学習指導方法

2020年〜2024年

停滞を越えて|小学校体育授業における協同学習モデルの適用過程:情意・社会的能力の向上を意図した高学年表現運動の実践を対象として

小学5年生のバンブーダンス10時間に協同学習モデルを適用し、授業者の「手応え」の線から上昇・停滞・飛躍の3局面を描いた体育学研究の論文(浅田学術奨励賞)を紹介。
2020年〜2024年

語り合い、気づきが生まれる|The potential of Lesson Study in primary physical education: Messages from a longitudinal study in Japan

小学校の体育は、担任教師が教えている。そして担任教師の多くは、体育の教科内容についての知識に自信がなく、否定的な態度をもつことさえあると、国内外の研究が長年指摘してきた。ではどうするか——これまでの答えは、短期の校外研修だった。単発で、あら...
2015年〜2019年

生徒の学習を妨げていたのは、私自身だった|Adopting a models-based approach to teaching physical education

協同学習、スポーツ教育、戦術的ゲーム指導、個人的・社会的責任の指導——体育の授業モデルは、いまや現場でも研究でも珍しいものではなくなった。だが、これらのモデルはほとんど常に「一つずつ、単独で」研究されてきた。ある教師が、一つの学校のカリキュ...
2015年〜2019年

委ねることと、手を離すことは同じではない|The complexity, tensions and struggles in developing learning communities throughout a Sport Education season

体育の指導モデルとしてのスポーツ教育(Sport Education, 以下SE)は、シーズン・所属・公式競技・クライマックスイベント・記録・祝祭という6つの要素を通して、子どもたちに「本物のスポーツ経験」を届けるものとして広く支持されてき...
2020年〜2024年

型を守る力ではなく、手放す力|Teachers’ experiences of enacting pedagogical models and models-based practice: a systematic mixed study review

教育モデル研究において、教師はしばしば、自分の文脈を考慮せずにモデルを規範的に適用する「技術者」として描かれてきました。この批判に応えるために91編の実証研究から教師自身の経験を拾い直したとき、見えてきたのは意外な結果でした。教育的熟達の最...
2005年〜2009年

授業の主導権を子どもに渡せるまで|Sport Education for Teachers: Professional Development When Introducing a Novel Curriculum Model

資料を読み、2日間のワークショップも受けた。それでも教師たちは言いました。「言葉で説明するのではなく、見せてほしい」。ロシアの体育教師2名がスポーツ教育モデルを初めて導入する過程に、研究者が学校に入り込んで伴走したこの研究は、教師が新しいモ...
2010年〜2014年

「学校の知識」と「職場の知識」は本当に別物か?|Boundary-crossing approach to support students’ integration of statistical and work-related knowledge

体系化された知識とエピソード的な知識、明示的な知識と暗黙的な知識、脱文脈的な知識と文脈的な知識。学校の知識と職場の知識を分けるこれらの二分法は、説明としては分かりやすいものです。しかし実習先の知識もまた体系化され、明示的でありうる。違いは知...
2025年〜2029年

協同学習が最も効くのは「社会性」|Effects of cooperative learning on students’ learning outcomes in physical education: a meta-analysis

協同学習は、体育のどの領域に、どれだけ効くのでしょうか。社会的領域0.612、認知的領域0.589、身体的領域0.471、情意的領域0.304。多くの体育教師が感覚的に納得してきた序列が、初めて効果量として並びました。著者はトルコ・イノニュ...
2025年〜2029年

大学で学んだ教え方は、実習で洗い流されなかった|Supporting preservice teachers to implement an alternative physical education pedagogy on practicum

大学で学んだ新しい教え方は、教育実習に持ち込んだ瞬間に洗い流される。「wash out(洗い流し)効果」と呼ばれるこの現象は、40年以上前から教員養成研究の常識でした。実習校の保守的な文化、指導教員の不慣れ、そして「失敗できない」実習の緊張...